そうだ、京都へ行こう

先日、久しぶりに京都へ行った。
いつぶりだろうか。コロナの前に行って以来だから、かれこれ3・4年前だと思う。
外国人観光客も多く見かけ、すっかり元の京都に戻っていた。
ぶらりと百貨店の食料品売り場にいくと、季節の和菓子がたくさん並ぶ。
京都は和菓子も洋菓子も豊富で、季節ごとの和菓子も多い。 四季折々のお茶やお菓子を楽しむことができるのは、贅沢で豊かな気持ちになる。
気づくと、いたる所で「コンコンチキチ・コンチキチ」と祇園囃子が流れている。
山鉾巡行まではまだ日にちがあったが、京都はすっかり祇園祭りの色に染まっていた。 祇園祭りはものすごい人手になることだろう。 一度は見に行ってみたいと思う祭りだが、人の多さを想像すると、二の足を踏んでしまう。
なんでもプレミアム観覧席というのがあるらしく、お酒や京のおばんざいをいただきながらゆったり見れるらしい。
その価格、なんと40万円。
椅子に座って観覧できる一般席は4,100円〜。 こちらでも十分ではないか。
そんなことを考えながら、京都をぶらぶらと散策した。
「林万昌堂」で甘栗を買い、鴨川で風にあたりながら食べて京都散策の旅を終えた。

次の日、持ち帰ったこの甘栗を食べると味が落ちていた。
賞味期限が2日と言っていたが、如実に感じる味の違い。
今まで甘栗の賞味期限が短いとは知らなかった。
日々の生活で気づかないできたてを食べる贅沢、味や音、空気感など五感を研ぎ澄ませるような贅沢な旅だった。